【宿泊レビュー】インターコンチネンタル チェンマイ ザ メー ピン

旧市街へのアクセスも比較的しやすい便利な立地にある、チェンマイでは数少ないハイエンドホテル。

【宿泊レビュー】インターコンチネンタル チェンマイ ザ メー ピン
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2025年6月の宿泊記です。

インターコンチネンタル チェンマイ ザ メー ピン(InterContinental Chiang Mai The Mae Ping)はタイ北部のチェンマイにある5つ星ホテルです。

このホテルはチェンマイ中心部に位置し、意匠やアートは北タイの伝統文化「ランナー・チェンマイ」に深く根差たものとなっています。

*ランナー(Lanna)とは現在のタイ北部(特にチェンマイ)を中心に昔栄えた歴史的な王国。

チェンマイでは最高クラスのホテルの一つですが、インターコンチネンタルにしては比較的良心的な価格帯で泊まれます。

客室は少し狭めに感じましたが、クラブラウンジはそこそこ満足できました。

今回はこちらに3泊滞在しました。

ホテルのロケーション

チェンマイ国際空港からタクシーでおよそ20分〜30分弱。旧市街の東側、ロイクロ通りから一本入ったところに位置しています。

ロイクロ通りといえばバービア街的なエリアとして有名ですが、ホテルの前の通り含め周辺にはバーやマッサージ店がたくさんあるのは事実。とはいえ、同時にナイトマーケットにも近く、ムエタイが見れるリングも近くにあるなど、大きな括りで賑わっているエリア(の近く)と言うこともできます。

歩いて数分のところにセブンイレブンや両替所もあり。また、周辺には大衆飲食店もあるので、だいたい事足りるエリアではあります。

下の写真で右側が客室棟、中央がロビー・フロント、そして左にあるのがクラブラウンジエリアです。

目の前の通りはバーとマッサージ屋さんがほとんど。

チェックイン、客室

噴水もある広いホテルエントランスを進んで建物に入ると、ロビーになります。ここは天井がめちゃくちゃ高く、なかなか圧巻。

スタッフの方いわく、ミュージアム並みに色々ランナー王国時代のアンティークや陶器が飾られているのだとか。非常に歴史的、文化的な側面が強いホテルなのでしょう。

(自分の場合はクラブラウンジへのアクセスがあったので、クラブラウンジの方でチェックインをしていただきました。)

客室

今回泊まったのは「キング クラシック」という部屋だったはず。

ホテルの敷地がそこそこ広かったので、もう少し広めの部屋を想像していましたが、まあ今回は一人での滞在だったので問題なし。

バスタブ付きですが、シャワールームからやや距離あり。

シャワーは総じて特に問題なしでした。水圧はそこまで強くはないけど許容範囲、温度の揺らぎも小さかったように思います。

ほかは至って普通。

部屋からの眺めはなかなか良かったです。チェンマイ、高いビルが少ないんですねー。


eSIMDB バナー
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朝食

朝食は1階の「The Gad Lanna」でビュッフェ。このレストランはランチ、ディナー時は北タイ(ランナー)料理がメインだそうです。

インターコンチネンタル チェンマイではクラブラウンジでの朝食の提供はありませんが、朝食会場であるThe Gad Lannaの奥の一部がクラブフロアゲスト専用エリアとなっています。今回はこちらで朝食を取ることができました。

とはいえフードエリアからは一番遠く、幾分落ち着いている、というだけですが。

ここはガーデン側がガラスになっているプラス、しっかり照明がついているのでとても明るく、雰囲気が良いです。天井が高いのもあるのでしょう。

そこそこ種類は豊富。全エリア写真は撮れていませんが。

ヌードルステーション
フルーツ & サラダ
おかゆ
スイーツ類
ドリンク類

ヌードルはそこまで味が濃くなくてよかった。

クラブフロアゲストには、アラカルトメニューも提供されています。

ただ、正直頼んだものはどれもイマイチでした。別にそこまで悪くはないけど。

The Samui Egg Crab
The Mexicano Croissant
The Parisian Toast
The Northern Savories

地味に一番嬉しかったのは、頼めばフレッシュジュースを作ってくれたこと(もしかしたらクラブフロアゲストだけかもしれませんが)。アップルが一番良かったです。

テイクアウトのコーヒーも頼めば作ってくれます。

クラブラウンジ「Club InterContinental」

こちらのクラブラウンジ専用エリアが本格稼働したのは2025年3月かららしいです。

エントランスからメインの建物の間によくわからない池みたいなものがありますが、今後ここももっと綺麗になるとのこと。

中はしっかり綺麗で優雅。

しかもなかなか広い。縦に長いレイアウトになっています。

アフタヌーンティー

アフタヌーンティーの提供は14:30から16:30。ここはメニューからのオーダーではなく完全ビュッフェのみでした。

そこまで甘いものを好んで食べることのない自分は正直ティースタンドでがっつり出されても全部食べきれないことがほとんどなので、この提供スタイルの方が嬉しい。

スイーツのほかはナッツやちょっとしたサンドイッチなど。

結局ケーキ・フルーツ・焼き菓子などは一切取らず。

イブニングカクテル

イブニングカクテルは17:30から19:30。特にドレスコードに関して言われることはありませんでした。あと子供連れの方もそこそこいたので子供も全然OKみたいです。

こちらがアラカルトメニュー。

アラカルトは当たり外れはあれど総合評価としてはなかなか悪くはないと思いました。自分はペンネが無難に一番良かった。

Kaprao Moo
AEP PLA
Penne Arrabbiata Sauce

飲み物は、メニューの写真だと文字が小さすぎるので、ChatGPTに表にしてもらいました。参考までに。

Cocktails(カクテル)
名前内容
Bees Knees(ビーズ・ニーズ)Gin, honey, lemon juice
Old Fashion(オールド・ファッション)Bourbon, sugar cube, club soda, angostura bitter, orange peel
Negroni(ネグローニ)Gin, sweet vermouth, campari, orange peel
Mai Tai(マイ・タイ)Dark rum, white rum, triple sec, pineapple juice, lime juice, orgeat syrup

Signature Cocktails(シグネチャーカクテル)
名前内容
The Passion(ザ・パッション)Rum, passionfruit juice, cinnamon syrup, lime juice
Apricot Blossom(アプリコット・ブロッサム)Vodka, apricot syrup, grenadine, lime juice, top soda

Mocktails(モクテル)
名前内容
Sunset(サンセット)Red grenadine, orange juice, lime juice
Shirley Temple(シャーリー・テンプル)Cherry syrup, lime juice, top ginger ale
Mango Passion(マンゴー・パッション)Mango syrup, passionfruit juice, mint leaves

Spirits(スピリッツ)
名前
Havana Club(ハバナクラブ)
Smirnoff Vodka(スミノフ・ウォッカ)
Bombay Sapphire(ボンベイ・サファイア)
Chivas Regal(シーバス・リーガル)

Wine Selections(ワインセレクション)
カテゴリ種類
Red Wine(赤ワイン)Cabernet Sauvignon(カベルネ・ソーヴィニヨン), Pinot Noir(ピノ・ノワール)
White Wine(白ワイン)Sauvignon Blanc(ソーヴィニヨン・ブラン), Chardonnay(シャルドネ)
Sparkling Wine(スパークリングワイン)-
Prosecco(プロセッコ)-

Beer(ビール)
カテゴリ種類
Local Beer(ローカルビール)Chang(チャーン)
Imported Beer(インポートビール)Heineken(ハイネケン)

Juice(ジュース)
種類
Orange Juice(オレンジジュース)
Apple Juice(アップルジュース)
Pineapple Juice(パイナップルジュース)

Soft Drink(ソフトドリンク)
種類
Coke(コーラ)
Coke Zero(コークゼロ)
Sprite(スプライト)
Ginger Ale(ジンジャーエール)
Tonic(トニック)
Soda Water(ソーダウォーター)
The Passion

アラカルトメニュー以外にもちろんビュッフェコーナーもあり、結構がっつり系の料理やスープなどもあって、セーブしないと普通にディナーレベルの量を食べてしまいかねません。

その他の施設など

スイミングプール

プールはそこまで大きくはないですが、プールバーもあって居心地は良さそうでした。

雨季だと晴れてるときを狙わないと、ですが、午前中はそこそこ晴れていることが多かった記憶。

キッズクラブ(Planet Trekkers)

Planet Trekkers(プラネット・トレッカーズ)は1階の一番奥にあります。朝9時から夕方6時まで開いており、日によって工作や塗り絵、ゲーム、映画上映、クッキングなどのアクティビティーも開催されているようです。

また、屋外にはちょっとしたプレイグラウンドと子供向けプールもありました。

予想以上に子連れの宿泊客が多かったように思います。

ただ日本人は子連れ含め全体的にかなり少なかったイメージ。時期的なものもあるんでしょうが。

ジム

ジムには専属?のマッスルスタッフが常駐しているようなので、もしかしたらワークアウトのレッスンやグループワークアウトなどがあるのかもしれません。

めちゃくちゃ広いわけではないけど、エアコンも適度にかかっており、開放感があって快適でした。

ロビーラウンジ

Kam Lobby Lounge というロビーラウンジが1階にあり、一度だけ中を通りましたが、かなりオシャレな感じでした。

日中〜夕方はティー & 軽食、夜はジャズバーになるそうです。

中庭

ヘリテージガーデンと呼ばれているそうですが、奥に白い仏塔(チェーディー)がある、中規模くらいの庭となっています。

ここはレストラン「The Gad Lanna」のテラス席としても使用されることがあるほか、イベントやヨガ、などにも活用されることがあるみたいです。

屋上バー

ホテルの屋上には HONG’s Sky Bar というハイエンドなスカイバーがあり、夜だけの営業。

自分の滞在した時期はちょうど雨季のはじめだったこともあり、夕方から夜にかけて頻繁に雨が降っていたため、今回は訪れる機会がありませんでした。


チェンマイの移動にとても便利なのが自転車。1日100〜200バーツで借りることができます。ロイクロ通りにも2店舗ほどレンタル屋さんがありました。

インターコンチネンタルにママチャリを乗りつけているのは自分だけでしたが、普通に駐輪もできて、重宝しました。


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